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世界の派遣から
 
 
第8回:シャーリーン・ヴィエガスさん (シリコンバレー)

アメリカ・カリフォルニア州サニーベル市出身の28歳。両親はフィリピンからの移民、二世。

大学時代からインターン制度などを活用。現在は、シリコンバレーにて就職困難と言われている世界的に名の知れた一流企業へ、派遣会社を通じて勤務している。業務内容はプログラム制作の上司補佐、コーディネート、リエゾン。 英語のほかにスペイン語・タガログ語を常用し、得意のコミュニケーション能力で毎日奮闘中。
 
  働きがいのある仕事に就くために、派遣会社の力が必要でした
 
   私がちょうど就職活動をしていた時期は、シリコンバレーのITバブルがはじけ、履歴書を洪水のように送る日々でした。大学在学中からインターン制度などを活用していたこともあって、派遣会社に登録して仕事の紹介を受けることが、働きがいのある企業に潜り込む近道だということは理解していました。現在働いている企業では、雇用より解雇に関する話題の方が目立ち、正社員を募集して雇用に至るというのは稀なケース。派遣会社のお世話になり、希望どおりの仕事に就けたことをたいへん嬉しく思っています。
   
 
  IT業界の最先端をゆく、シリコンバレーで働く
 
   アメリカでは表立った男女差別こそありませんが、シリコンバレーの厳しい就職難の状況下において、やはり新卒の女性が就職することはたいへん難しいこと。振り返ってみると、自分一人の力で何ができただろう? と思いますね。新卒当時、送り散らかした履歴書がある企業の目にとまり、私は幸いにも就職することができました。ただ、そこは自分の満足がいく仕事ができる職場ではなくて。苦労してやっと入れた会社でしたからとても悩みましたが、一大決心。派遣会社の方に色々と相談しながら、納得のいく企業で働くチャンスを手にしたのです。

 ここシリコンバレーでは、やはりITやPC実務に関する知識は必須。IT関連企業に就職するためにIT関連の学位は必ずしも必要ではありませんが、一度聞いたニュースや関連情報を飲み込めないようでは困ってしまいます。日頃からインターネットや情報網をフルに活用して、常に準備万端にしておく必要があると思います。

  私は大学でMIS(情報システム経営)などのクラスを取っていましたが、それでも少し不安でした。登録していた派遣会社では、そうした不安をカバーしてくれる少数セミナーなどが行われていたので迷わず受講。そのおかげで、自信満々の状態で面接にのぞむことができました。就職活動中に求職情報を自分で調べて履歴書を送り、苦労した経験があるから言えることですが、求職者のことを考えた派遣会社のフォローのもと、自分の希望どおりの環境で仕事をさせてもらえるというのは、たいへんラッキーだと思います。もし将来、家庭を持って復職を考えるような場面があったら、その時もきっと相談するでしょうね。
   
  仕事を頑張っているからこそ、趣味に打ち込む時間も大切に
 
   こちらでは、派遣という契約スタイルで働くことが正社員と比べて劣ったり、特別扱いされたりすることはありません。時間どおりに仕事を終えることができるので、その後は自分の趣味などに没頭できるので、いまの私には最適かもしれません。実はバンド活動をしていて、私は紅一点のドラマーなんです。練習に練習を重ね、週に一度はライブハウスでライブをやっています。スカッとしますよ!

  シリコンバレーは忙しい人たちばかりですから、どこかで趣味などに没頭してリフレッシュして、また戻って来るんです。私の同僚の場合は、毎日昼食時に社内のジムでエクササイズ。仕事の合間で頭の切り替えもたいへんですが、私も誘われて…最近通っているんです。周りが皆刺激になる人ばかりなので、「自分も頑張らないと」という気持ちにさせてくれますね。
   
  いまは思いっきり働いて、リタイア後は好きなことをしたいですね
 
   キャリアステップを考えた時、契約で働く立場の先には「正社員になる」という道が考えられます。多くの企業では一般公募での採用がほとんどないため、この方法が有利で、自分の狙った企業に就職する近道。当然、私も希望しています。その意味でも、道を切り開いていただいた派遣会社の方々には感謝ですね。

 まだまだ長い人生。私は自分のやりたいことをのんびりやっていきたいので、いまは結婚や子どもを持つことなどの具体的な夢はありません。仕事面では、やはり将来は管理職になりたいので、いまの職場で働きながらMBAを取りに行かせてもらえるということになれば本望ですね。大企業では産休制度や託児所の設備などが整っていますので、将来は安定した企業で不安なく働きたいと考えています。物価も地価も高いシリコンバレーでは、共働きでないとウサギ小屋のようなマイホームすら買えませんから。若いうちにバリバリ働いて、リタイア後はこことは全然違う雰囲気の田舎かハワイに住めたらいいですね。または、バンド活動が思いっきりできるニューヨークとかロサンゼルスも刺激的かも知れません。とにかく、仕事だけが人生という風には考えたくないですね。

 シリコンバレーは情報が早く、買い物にも便利。世界中の美味しいものも食べられます。ちょっと車を飛ばせば違う雰囲気になるのも魅力。物価は高いですが、しばらくはここで公私共々頑張ろうと思っています。
   
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