依然勢いを保ったまま成長を続ける、インドのIT産業で活躍するソフトウェアエンジニアは、その他の産業と一線を画する高給職種であり、競争が非常に激しく、賃金は年々上昇しています。ひとくちにソフトウェアエンジニアと言っても、携帯電話テクノロジー、eコマース、ソフトウェア開発、半導体、組み込みシステムなど専門領域は多岐にわたり、各企業により主要業務の内容はまちまちです。
そのためインドでは、ひとつの会社に継続して勤務するよりも、「契約(Contract Base)社員として分野ごとに異なる強みを持つ企業でプロジェクトベースの経験を積み、幅広い技術力を身に付けながらステップアップする」という働き方を望ましいとする傾向が見られます。企業側も、賃金の上昇にともなって右肩上がりの離職率に頭を悩ませており、「いつ辞めるか分からない」人材を多く抱えるよりも、期間契約やプロジェクト契約で確保できる優秀な人材を、必要に応じて雇用するケースが増えてきました。
こうした両者のニーズに応えるための派遣会社(Placement Agency)も当然あります。仕事が決まったら一定率の給与を派遣会社に差し引かれる代わりに、自分にあった就職先が見つかるまでは、ある程度の賃金が保証されるというシステムになっており、求職者には優しい環境と言えるかもしれません。海外に暮らすいわゆるNRI(非居住インド人)と呼ばれる人々にも、帰国後の就職先を紹介するなど、とくにWebサイトでコンサルティングを行っている派遣会社は広く利用されていますね。
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